Atelier YOROZUのお片付けブログ
いよいよ最後は収納です。
ここまでの工程で物の量が減り使用場所に移動したことで、片付けを始める前よりも使い勝手が良くなったことでしょう。
それを実感できているでしょうか?
更に使いやすくするためには、収納する場所の形状、具体的には奥行きや棚の段の高さなどを考えなければなりません。
それでは具体的に「使いやすい」とはどういった状態でしょうか?
収納のゴールデンゾーンは目線から腰の高さですが、次に使いやすいのは下段です。ここはしゃがまなければ物が取り出せませんが、脚立等の道具は必要ないエリアです。
その次が上段ですが、ここは場合によっては脚立や踏み台が必要なため、普段使いには向きません。
この2つのエリアはゴールデンゾーンに比べて使用頻度が低いものを配置するのが基本です。
ただし、使用頻度だけではなく下段には重いもの、上段には軽いもの、と言った安全性も考えて配置する必要があります。高いところに重いものを置いてしまうと、脚立など不安定な足場で取り出さなければならないため危険です。
先に上げたような収納の条件を考えて、実際に物を納めていく際、
「前後に並べたら取り出しにくいのはわかるけれど、棚の形状なのだからどうしようもない」
「引き出しが深くて重ねて入れてしまう」
というようなことがあるかもしれません。
その際には適宜収納ボックスやファイルケースを使いましょう。
例)
Q.奥行きのある棚にマグカップを並べたが、奥のものが取り出しづらい。
A.取っ手付き収納ボックスに入れて引き出せば奥のものが取り出しやすくなります。
Q.引き出しにタオルを収納しているが、畳んで重ねているのでいつも上の数枚しか使っていない。
A.畳んで立てて入れてみましょう。倒れるようならブックエンドなどで挟むようにする工夫も◎。
Q.大小のフライパンを重ねて棚に入れているため、取り出す際にいちいち持ち上げなければならない。
A.専用の収納用品やファイルケースを並べて一つ一つ入れるなど、重ねなければ出し入れがスムーズです。
ただし、前後や上下に重ねて入っているもので、取り出しやすい数個しか使っていない、という場合、そもそもその使っている数が必要な数なのかもしれないという点も考えてみてください。
注意!
片付けを始める際、最初に収納用のボックスや家具を買ってしまう方がいらっしゃいます。しかし、これらは最後に用意するものです。
ボックス一つをとってもものが増えることに違いはありません。まず要不要を選択しなければどれほどのものを収納する必要があるかもわかりません。
もし、収納を考える前に片付かず散らかってしまう場合は、ダンボール箱や紙袋等を利用しましょう。
収納用品は最後に用意する!これを徹底してください。